マンションのリフォームで床に無垢のフローリングを張ってみました。
壁に対して45°の角度で張ってます。
廊下は少し変化をつけていい感じになってます。
今日書こうと思ったのは見た目のデザインのことではなくてマンションに無垢のフローリングを張るときの音の問題、
マンションとか集合住宅と言っても幅広いのでここではマンションディベロッパーさんが建設し販売してる一般的な分譲マンションについて、です。
通常、集合住宅では遮音性能の基準が設けられています。
フローリングの場合ですとL45とか表現されているのがそれです。
リフォームする場合はその基準を守らなければなりません。
最近ではいわゆる遮音2重床といって下地で遮音しているものが主流となっていてあまり考えなくても良いのですが悩ましいのが直貼りフローリングというやつです。
コンクリートのスラブの上に直接、直貼り遮音フローリングというものを張っているタイプのマンション。
中古のマンションを買ってリノベーションしよう、とお考えの方は安く手に入る物件をお探しの方も多いかと思いますが、
築15年~といった値段的にお安くなってきてる物件は直張りが主流だったりします。
そこに無垢のフローリング張ろうとすると悩ましい。
何が悩ましいかというと
一つはコストもですが大きいのは天井高さが低くなるということです。
通常の2重床にしてフローリングを張ろうとすると10センチ近く天井高さが低くなってしまい、玄関の段差が大きくなってしまいます。
今回は遮音マットというものを使ってL45の性能を確保しながら2センチだけ現状より低くなるだけで済むディテールで納めています。
コスト的にも安い材料を使ってるので、コストパフォーマンスよく出来上がってきてます。
直貼遮音フローリングではなくて無垢にこだわるのはなぜか、
直貼遮音フローリング(複合フローリングというのが正解かな)も本物の木ですが単板と言われる薄くスライスされた木が表面に貼られているだけです。
木の温もりは感じませんね。
無垢と比べるとやはり質感が全く違います
素材の質感って大事ですね。
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